2002年度谷和原村手話奉仕員養成講座カリキュラム作成<第14回>8月8日(9)カリキュラム(案)
★8月4日(日)の伊奈町の「綱火」いかがでしたか? 「綱火」を手話で再現してみましょう!
1.<復習>前回の会話文をもう一度練習します。(30分間;19:00〜19:30)
- 受講生の表現ビデオを見る。
- 手話表現について、もう一度ポイントを解説。
- 二人一組で練習。(多少間違えてもかまいませんので、会話文をできるだけ覚えてしまいましょう)
- グループ内で発表しあって、お互いの表現をチェック。
2.本日の会話練習(1時間;19:30〜20:30)
- 今日の会話例文は、これ。
- まず、担当の受講生2名に会話を表現してもらいます。他の受講生は、読み取り。
- 受講生が、ある程度読み取れるまで繰り返し。
◆手話単語チェック
- 読み取っていて分からなかった手話単語を受講生が質問。 → 講師が解説。
- 関連する手話単語を講師が補足説明。
◆会話文解説
- 会話文のプリント配布
- 会話文について講師が解説(「こう表現した方がより分かりやすい」 部分があれば、表現を修正)
◆会話文表現練習
- まず、講師と一緒に全員で表現練習
- 次に、二人一組で、表現練習
- グループ内で二人づつ、発表。お互いにチェックする。
3.基本文法の学習(20:30〜21:00)
本日のテーマ「第3講座 置き換えの表現−意味に合った手話を選んで表現しましょう」テキスト10〜11頁
- 例1「〜が」;@否定[接続助詞] ○一緒に考えたが分からなかった。○日差しは強いが暑くない。○顔はこわいが心は優しい。=逆説の条件文
A比較 ○私は20才ですが、あなたはおいくつですか?
B並列 ○洋裁も上手ですがお料理も上手です。
C逆説の仮定条件 ○雨が降ろうが、槍が降ろうが
C場所[格助詞] ○長野県が私のふるさとです。○空が美しい。=動作・状態の主体
D動作・作用の対象 ○水が飲みたい。
E「おらが谷和原村」
- 例2「なる」;@〜になったら(成長)
A〜になりたい(夢や目的)
B〜になって(上達)
C実る;木の実がなる。
D他のものに変化する;氷が溶けて水になる。
E他の状態に移り変わる;大人らしくなる。
F時刻や時期に達する;もうそろそろ7時になる。
Gある数量に達する;高度5000メートルになる。
H身分、地位、状態に達する;首相になる。
Iある状態として認められる;計画が不可能となる。
「成る」
J結果として生じる;3時に出発することになった。
K成り立つ;10章からなる本。
Lすることができる(打ち消し);我慢ならない。負けてなるものか。
M役割を果たす;日中友好の架け橋となる。
<表現してみましょう。>
- 「ところ」;@場所;いつものところで待ってるね。
A程度;私が説明できるのはこんなところです。
B現状;10月のオープンに向けて努力しているところです。
C〜したばかり;今来たところです。
D近く、そば;部長のところへ行く。
E箇所、部分;そういうところが気に入らない。気むずかしいところがある。
Fある場所の性質・特徴;ところかまわず〜する。
G場合、折り;いまのところ間に合ってます。今日のところは許してやろう。
H見どころ
Iきれいどころ
J米どころ新潟
- 「ために」;@病気のために仕事を休みました。=ゆえ、せい。
A今日の講演は、ためになったよ。=利益になる
Bあなたのために言っておくけれど。
C金のために働く。=目的
D〜にとっては。=健康のためにはタバコはよくない。
- 「らしい」;@推量;夕立になりそうだよ。
A婉曲的な断定;君の負けらしいよ。
B性質・属性;男らしい。
- 「ばかり」;@遊んでばかりいないで勉強しなさい。
Aこごとばかり言わないでよ。=限定
B1週間ばかり旅行に行ってくる。
C食事は今済ませたばかりだよ。=完了して間もない
- 「くらい」;
<宿題;なし?>
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