2002年度谷和原村手話奉仕員養成講座カリキュラム作成<第3回講義要綱の作成>
(3)第三段階:コースの実現可能性をチェックする
- 私の場合は、案外こんなところにポイントがあるかもしれません。講師としての実現可能性のチェックが甘いんでしょうね。「構想は遠大だけど、実現したのはこれっぽっち」ということにならないよう、今年度の手話奉仕員養成講座に取り組みたいと思います。
(4)第四段階:コースの基本デザインを講義要綱にまとめる
- 今年度は、奉仕員としての卒業年次となります。つまり、人によっては、講習会で手話を教わるのはこれで最後になる方もいらっしゃるわけです。
- 谷和原村には昼間の手話サークルがありますが、夜のサークルはありませんので、今のところ継続的に夜間に手話を学ぶ場は、この手話奉仕員養成講座だけです。講習会が終わってしまえば手話の単語一つ一つは忘れていってしまいます。しかし、この講習会で学ぶことによって「地域でろう者と共に歩む谷和原村民」が一人でも多くなって欲しいのです。
- 「ろう者と共に歩む」とは、どういうことでしょうか?
- 私は、「ろう者の痛み」を「自分の痛み」として感じられることではないかと考えています。
- そのため、テキスト「手話教室・基礎」に出てくる<1.手話の基本文法>についてしっかりと身につけていただくことはもちろんですが、それ以上に、<2.聞こえないという障害に対する理解>を十分に深めていただきたいと思うのです。「ろう者や手話に関する書籍を、講座期間中に最低1冊は読んで欲しい。」と書いたのも、こうした思いがあるからです。また、一人でも多くの仲間と「共に歩む」努力をしていきたいのです。それは、この講習会を通じた<3.仲間作り>ということです。一人一人には、地域社会を変える力はありませんが、同じ思いを持った大勢の仲間が集まれば、そしてその和がちょっとずつでも広がっていけば、この谷和原村が、ろう者と聴者にとって「より住みやすい」町になっていくことでしょう。
<メチャメチャ眠い・・>