2002年度茨城県手話通訳者養成講座2(応用・実践)  <第2回>

◆読み取り学習のカリキュラムのあり方(具体的指導方法の試案)
(1)まず初見で読めた範囲で「訳文1」をノートに書く。
(2)もう一度ビデオを見て、「訳文1」を補足・修正して「訳文2」を書く。
(3)「訳文1」と「訳文2」を比較して、初見で(1)読み取れなかった単語、(2)読み落としていた単語を書き出す。
⇒時間があればお互いに発表してもらうと良い。
(4)ビデオを1文ずつ止めながら、かつ、3回ずつ繰り返しながら、手話を拾う。(斜線「/」を入れながら、手話ラベルをノートに書き留める。)
⇒ここは結構大変な作業なので、「隣同士協力してもいい」くらいの条件が必要かもしれない。でないと時間がかかりすぎてしまうと思う。
(5)読み取った手話をシャドウイング練習する。
(6)書き留めたメモを参考にして「訳文3」を書く。
(7)講師が「模範解答」を示す。(プリント配布)
⇒できれば、1)斜線/入りの手話単語メモ、2)翻訳文、3)読み取りのポイント、がまとめられているプリントを作成するのが望ましい。
(8)模範解答と自分の「訳文1」〜「訳文3」を比較して、(3)日本語に換えにくかった所や(4)日本語としての適切さをチェック
注)応用テキスト第13講座「通訳演習2」 読み取り通訳[3]にはチェックのポイントとして次の4点が挙げてある。
(1)読み取れなかった単語
(2)読み落としたところ
(3)日本語に換えにくかったところ
(4)全体として聞きやすい日本語だったか

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