通訳者養成2コース(応用)
2002.9.14土

<読み取り教材>

「地震体験から感じた近所付き合いの大切さについて」

手話ラベル 日本語訳 ポイント解説
というかほとんど言い訳になってますが…
◆地震/後/
自分(私)/恐怖(あー)/思う/
地震があった後、私も強い不安を感じました。 「あと」って言う訳文イマイチだと思う。自己嫌悪。
「不安」っていう言葉の使い方もなぁ〜。
/自分/大変な(とっても)/被害/受ける/ない/けれど/ 私自身は大きな被害を受けなかったのですが、
/ほか/ろうあ/者/(うなづき)/所/所/元気?(いる?)/死ぬ?/ (被災した)ろう者たちが、どこにいるのか?元気でいるのか、死んでしまったのか? 「どこにいるのか?」って訳文合ってるのかな?
/家・倒れる/大丈夫?/怖い!/(うなづき) 家も倒壊してしてしまっているし、大丈夫だろうかと大変心配しました。 「大丈夫」という手話を表現しているように僕は読んだのですが・・・。
/残る/見る/潰れる(なくなる)/ 地震のあった場所を見ると、全てが潰れてなくなってしまっていました。 ここの読み取りは間違っているかも、自信がないです。こんな講師でいいのか?(>_<)
/また/情報/全く/ない/待つ/家族/待つ/思う。 また、情報が全くなくて、家族もただ待つばかりしかなかったように思います。 ここも最後の「思う」?「気付く」?という手話をどう読んだらいいか分かりませんでした。悲しい…
◆兵庫県聴覚障害者協会/場所/助ける/本・ぶー/建てる/ 兵庫県聴覚障害者協会が、(被災者)救援本部を発足し、
/あと/FAX・受ける/協力/欲しい/依頼/わかる/ そこから協力して欲しいとのFAXを受け取りました。
/何?/必要/何/ろう/みんな/全部/両手荷物持つ/ 依頼内容は、(被災した)ろう者はみんな着の身着のまままで避難しているので、 「着の身着のままで避難」と訳して見ましたが…
/ご飯/暖かい/炊いて/持って/車(運転)。 暖かいご飯を炊いて、車で持ってきて欲しいというものでした。
◆本当/近い/車/時間/20/けれども/(首振り)/ 本来は車で20分くらいの近い場所なのですが、
/とっても/時間ぐるぐる/車/くねくね/着く/1時間半/ぐらい/必要/ある/所。 ものすごく時間がかかりました。あちこち迂回してやっと着けたのですが、1時間半ぐらいかかりました。 テキストには「でこぼこ」とありましたが、「あちこち迂回して」と訳して見ました。
/指示/あった/ろうあ/者/被害/受ける/被害/受け/た (現地でまた)指示があり、避難所に行って、被災したろうあ者を調べて欲しいと言われました。
/避難/所/行って/欲しい/調べる/欲しい/言われる/わかる。
◆紙/もらって/脇に抱えて持って/歩いていく/ チラシをもらってそれを脇に抱えて歩いて避難所に向かいました。
/避難/所/ろうあ/のぞく/探す/つかむ/わからない/ 避難所でろうあ者を探したのですが、なかなか見つけられ(把握でき)ませんでした。
/教える・人々(先生)/お尋ねした/ろうあ/いる/か?/先生/同じ/わからない。 (避難所にいらした)先生にもお尋ねしたのですが、先生も私たち同様にわからないとのことでした。 「先生」に「人々」が付いているのは「先生達(先生方)」かな?
/考える/方法/紙/四角/貼る/ そこで大きな紙に書いて張り出すことを考えました。 「考える」「方法」が先頭に来るところが手話文法なんでしょうね。英語と似てる。
/ろうあ者/みんな/ろうあ/家/避難/所/違う(首振り)/助ける/本部/ある/ 「ろうあ者の皆さん、ろうあ者支援本部がありますので、
/何か/あったら/行って/ください/FAX/番号/記載する/ 何かあったらおいで下さい。」と書き、FAX番号も載せました。
/貼る/別の/所/避難/所/貼る/貼る/やり/ました。 さらに別の避難所にも回り同様に紙に書いて貼り出しました。
◆ろうあ/者/所/所/いた/けれど/私/本当/目/見る/経験/ない/けれど/ あちこちの避難所にいたろうあ者は、−私は自分の目で見たわけではないのですが− 「ろうあ者」は「不安な表情をしていた」にかかると思います。
/他の/ろうあ/者/説明してくれる/言われた。 他のろう者の話ですと、
/顔/ろう/者/健聴/比べる/顔/表す/心配(不安)/顔/表す/ 健聴者に比べ、より不安な表情をしていたとのことでした。
/やっぱり/何か?(どういうことか?)/いうと/ やっぱりこれは、 ここも手話文法に則った部分だと思います。馬場さんが教えてくれた「WH分裂文」ってヤツじゃないかと思うのですが…。
/情報/不足/どうなっているか?/また/地震/起こる/あるか?/不安/らしい 今、どうなっているのかというような情報が、なかなか入らないせいだと思います。例えば、また余震があるのかどうかということも(わからないので)不安が大きかったようです。 最初僕は「不足」が「良い」にしか読めず、意味が分かりませんでした。こういうところをキチンと読めるようにならないとねぇ〜。
/やっぱり/健聴者/交流/大切/思った。 やはり健聴者との付き合いが大切だと感じました。
◆家・家(近所)/会う会う(付き合う)/か?/近所/付き合う/ない/比べる/ 近所付き合いのあるろう者とそうでないろう者を比べると、 ここは左右を使い分けて「〜か?」とやって「比べて」いるですねぇ〜。最後までため込んで読まないと「〜か?」と先に読んで声に出してしまうと、次の文につながらなくなってしまう。
/やっぱり/交流・付き合う/それ(指さし)/より/良い/大切/重い/思った。/ やはり日頃の付き合いというものがとても重要だと思いました。 「大切」「重い」で”重要”て読んでいいのかなぁ〜?
◆私/も(同じ)/今/私/元気/活動/積極的/できる/ 私も今は元気に活動していますから、
/会う・会う/交流/いらない/かまわない/けれど/ 近所付き合いが特になくてもかまわないのですが、 「いらない」「かまわない」は「必要と思わないのですが」の方がいいかなぁ〜。
/後/思う/年を取って/家/引きこもる/居る/時/ 将来、歳をとって家にずっといるようになった時のことを考えると、 歳をとる」が最初「病気」に読めてしまった。小指を立てて「歳をとる」と表しているんですね。
/何か/起こる/(うなづき)/時/やっぱり/家・家(近所)/助けて/もらう/思った。 何か起きたら、やっぱり近所の人に助けてもらうことになると思うのです。 文末の「思う」だけど、「もらいたいと思う」のか「もらう必要が起きると思う」のか?う〜ん分からない

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