新聞切り抜き帖
2000.1.7.(金)朝日新聞
光ビーコンが道案内
視覚障害者に声で 車椅子・聴覚障害者には画面で
横浜で来月実験 警察庁導入へ
携帯端末で情報受信
聴覚障害者の場合、「道が分からなくても周りの人に聞けない」ということがあるのかもしれないけど、この記事に「聴覚障害者には画面で」と書かれていることには「聞こえないなら画面で示せば分かる」という姿勢を感じてしまう。先に機械の開発があって後から「聴覚障害者にも分かる」と付け加えられているように思う。
そもそも視覚障害者だって「その交差点に道案内機能が設置されているかどうか」が分からなければ意味がないし、勝手知ったる交差点なら高価な機械より音の出る交差点のあの「とおりゃんせ」のメロディをもう少し賢くして「ボタンを押すと”今赤信号です。あと1分お待ちください”とか答える」ようにすれば十分だろうし、結局交差点に行くたびにその携帯端末で機械の有無を判断しなければならないような「面倒な機械」は最初の「物珍しさ」がなくなれば誰も持ち歩かなくなると思う私は、やっぱり性格歪んでいるだろうか?
それに車椅子を利用する人の中でも、私の知り合いの脳性小児麻痺のIさんだったら小さなリモコンを操るのはたいへんだから、「リモコン取り出して操作してるだけで信号変わっちゃうぜ」
何か妙に食ってかかってるけど他意はなくて、ただ「これ本当に盲人が欲しいって言ってるのかなぁ。」と「何でも疑ってかかるコウちゃんは・・・」(マツモトキヨシのメロディでお願いします。聞こえない方に理解できないこうしたギャグは嫌いなんですが・・・)感じるのです。(もちろん、記事の中に「全日本視覚障害者協議会などの障害者団体から”視覚障害者らが外出するとき点字ブロックだけでは行動が限られている。安心して外出できるシステムができないか”といった要望が寄せられていた。」とは書いてあるんです。でも、それが「面倒なリモコン」かぁ?と感じているわけです。)
どうしても僕は「機械メーカーからいくらもろうたんじゃ?」ってこと先に考えてしまう。嫌な性格!
ちなみに光ビーコンとは「赤外線によって、一般的には信号機などに設置された感知器と車に搭載された受信装置が情報交換できるシステム。日本では、交通情報提供システムとして、ドライバーに渋滞や目的地までの所要時間、画像などの交通情報を提供している。」とのことです。
<記事の要約>
警察庁は、社団法人新交通管理システム協会と共同で、車椅子利用者や視聴覚障害者らを赤外線による光ビーコンで目的地まで安全に誘導する歩行等支援情報システム(PICS)を導入する計画を進めている。 携帯する端末機を操作して交差点の信号機の色を音声で聞き分けたり、液晶画面によって段差がなくて車椅子が通れる道路の道筋を見たりすることができる。 端末機の貸し出しも含めて検討している。二月に横浜市内で実験をし、効果を見ながら全国的に導入するという。 |
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